私は、一応連続起業家なので、これまでにも結構いろいろな起業家育成プログラムで、メンターをお引き受けしています。
多いのはピッチテクニックやブランディングあたりですが、リーダーシップについてもよくお悩みをお伺いします。
何百という起業家さんのメンタリングをしてきましたが、いろいろお話を聴いていると、時にリーダーは本当に孤独との闘いなんだよな、と思うことが多々あります。
起業家って、孤独なんですよ
起業家って(売らなきゃいけないからまぁ当たり前だけど)メディアにも出やすいし
人前に出ることに慣れているから見せ方は上手いし
ストーリー重視のマーケティングのため自分のことも惜しみなく情報露出するし
で、ついつい華やかに見えると思いますが、実際みんなそれはそれは裏で必死にジタバタやってます。
事業規模によって多少違いはありますが、多かれ少なかれ表向きのイメージと現実とには大きな差があるのが起業家の世界。
スタートアップとは崖から飛び降りながら飛行機を組み立てるようなもの
この言葉を聞いたことはありますか?
あのLinkedIn創業者のリード・ホフマン氏が言ったものですが、ちょっと想像しただけでもリスク高そうでどきどきしますよね・・・。
スタートアップというのは、起業の中でも「外部から巨額の資金を得て一気に急成長を狙う」という、もっとも難易度も社会的インパクトも高いスタイルなんですが、何もスタートアップでなくとも、起業した人の胸中って多かれ少なかれ、こんなものだと思います。
これは起業することに対して決してオドしているのではなくって(笑
つまり、一見好きなことを仕事にして自分のペースで働いて、いいなーーーと見えるかもしれないあの人でも、実は現実の日々はそれくらい結構過酷だってこと(それをヘラヘラ笑いながら好んでやってる変人の集団ともいうけど)
それでも、好きで楽しくて、作りたい世界、向かいたい未来があるから、誰に止められてもやっちゃうんですよね。
その楽しさと充実感は、他にはやっぱり変えられません。
だけど、
リーダーポジションにあるからなかなか人に悩みを共有することもできない。
常にお金の心配はしてなきゃならないし
(変人の集団だから)そもそも絶対数が少なくて仲間が見つからないこともある。
それでも日々自分のチームメンバーは引っ張っていかなくちゃいけない。
果たして自分はちゃんと役目をはたせているのか?リーダーシップってなんだろう?って悩むこと多々です。
何が言いたかったかというと…
現実はしんどいことのが多いんだけど(ってかしんどいことばっかりなんだけどw)
それでも、いつか世界を変えるんだとヴィジョンを持って立ち上がることってなによりも素晴らしいと思うし、私はそういう仲間が一人でも増えたら嬉しいなと思うんです。
リーダーシップは決して持って生まれるだけのものではなくて、自分がなぜこれをしたいのか、その結果どうなっていてほしいのか、そこを明確化することによって生まれてくるものだと思っています。
決してブレない、自分の中の芯があること。
これが一番大事。
自分の芯って、考えてみたことはありますか?
よく誤解されがちなのは、芯とは一度見つけたら決して一生変わらないもの、と思われがちなとこなんですが、
こう考えてしまうと苦しくなります。
芯は変わってもいいんです。
…というか、時間経過や環境によって、むしろ当然変わります!
でも、一本通ってさえいれば、芯の位置を変えても、他のものでバランスをとってコマは回り続けることができるんですよね。
芯の探り方、見つけ方にはいくつかのフローがあります。
1人では難しい…という人はお手伝いもいたします。
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