ビジネスの話を聞きたいのに、なんでマインドの話ばかりされるんだろう?と思っている方はいませんか?
「コンサルタントに相談する」と、なんとなく自分の目の前の問題をその人がさらっと解決してくれるんじゃないか?と夢を見る気持ち、私もわかります。
私だって、ここまで来るのに〇〇万というお金を溶かしたことだってあるもの!
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それこそ、ちょっと自分が不安に思うことって、だいたいそれを魔法のように解決してくれそうなものがネット上にはあふれかえっていて、つい飛びつきそうになります。
実際世の中に「起業コンサル」ってあふれかえっていますが、そのどれをとっても「マインドセット」のことって実は語られているんです。
何らかのスキル以前に、もっとも重要なものといってもいい。
絶対に、どこに相談しても、「マインドセット」という単語は出てきます。逃げては通れません。
とはいえ、
事業のことを聞きたいのに、またマインドか・・・
あまりにも語られつくしてて、ちょっと胡散臭い・・・
まぁ、そう思いますよね。
確かに、「起業コンサル」を名乗る人が増えている中で、なぜマインドセットが重要なのか疑問に感じることもあるでしょう。
しかし、実際に起業を成功させるには、アントレプレナーシップというマインドセットが不可欠な要素となります。
なぜなら、事業の差別化や成功には人間の思考や行動が深く関わっているからです。
では、その内訳…というか、どんな思考や行動があるかを、少し分解してみてみましょう。
起業の道はいばらの道
多くの起業家は新しい市場に参入し、競合他社との戦いに臨むことになります。
競合がいない商材はもはや一つたりともあり得ません。
このような状況では、常に変化し続ける環境に適応し、チャンスを見極め、リスクを取りながら前進する意欲が必要です。
アントレプレナーシップのマインドセットは、困難な状況に立ち向かい、挑戦を楽しむ気持ちを養うことに役立ちます。
常に「差別化」のことを考える
次に、事業を差別化するためには、単なる商品やサービスの提供だけでは不十分です。競合がいない商品やサービスなんて、これだけものがあふれかえっている現在には存在しません。それこそ、出した瞬間にノーベル賞ものの技術でもないかぎり、競合がいないということはないでしょう。
つまり、起業家たるもの、常にこの「差別化」について考え続けることになるわけなんですが、これを生み出す要因となるのが「人」なです。
技術だけでは、よほどのことがない限り差別化は測れません。違うのは、それを「誰が」売っているかということ。たとえば、同じ商品を買うにしても、この会社のブランドの方がこっちより好きだから、という理由で選んだことはありませんか?それと同じことなんです。
起業家が他とは異なる独自のビジョンやアイデアを持ち、それを共感を持って伝えることで、ユーザーにあなただけの魅力を与えることができます。
そのためには、「人」力。アントレプレナーシップのマインドセットが必要です。
新しいアイデアに対してオープンであり、自らの考えを柔軟に変化させることが、差別化を生む源となります。
失敗はつきもの!でも恐れない
さらに、起業家のマインドセットは、失敗と向き合う力を養う点でも重要です。
起業は成功ばかりではありません。というか、むしろ失敗して当たり前!
失敗や挫折を経験することもありますが、それを乗り越えて学びと成長に繋げることができるかどうかの方が大事なんです。シリコンバレーから素晴らしい起業家がたくさん誕生しているのは、この「失敗を失敗としない」カルチャーのためである、と言われています。
日本だと「失敗」と定義づけられるようなことでも、シリコンバレーでは「ナイスチャレンジだったね!はい次!」と称えられます。
アントレプレナーシップのマインドセットは、失敗を恐れず挑戦すること。そしてそこから得られる教訓を進化につなげる粘り強さを育むのに役立ちます。
常に進化して学び続ける
最後に、起業家は常に変化する市場に合わせて自分自身も成長しつづける必要があります。
新しいテクノロジーやビジネスモデルは日々登場し、競争は激化していきます。
あなただけが思いついたサービス、なんてものは存在しないので、停滞していると取り残される可能性だって出てきちゃう。
アントレプレナーシップのマインドセットは、自らのスキルや知識を向上させ、常に学び続ける姿勢を持つことにつながります。
つまり、アントレプレナーシップのマインドセットは、起業家が変化の激しい環境において、
挑戦を楽しむチカラ
独自のビジョンを持ち差別化を図るチカラ
失敗から学び成長するチカラ
そして常に成長を続けるチカラ
これらを育むためのマインドの持ち方、といえるでしょう。
これらの要素が、起業家が成功に向けて旅立つ上で大きな意味を持つのです。
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