起業初期段階でやるべきこと・創業チームの作り方

起業を考えたら

私は、基本的には起業はチームでした方がいいと思っています。

結局一人では何もできないのと、立ち上がりの時期は特に戦闘力が人数に比例するからです。
つまり、多い方が強いってこと。
あとになると多すぎるとそれはそれで問題になることも出てきますが、立ち上がりはまずこれで間違いないです。それでも一人で何役もこなさなければなりません。

まだ一人だよーという方は、今から仲間を探しましょう!
とはいっても、仲間ってどうやって探したらいいの?と思われる方もいるかもしれません。
実際、メンタリングでもよく聞かれる質問です。
以下は代表的な2つの手法です。

コミュニティに参加する

自分と一緒に起業してくれる仲間を探したいと思った時、まずはとにかくカンファレンスやミートアップに出るのがおすすめです(このへんはやっぱり都市部の方が有利になってしまうかもしれませんが…)

まず人と繋がらないことには、話ははじまりません!

起業コミュニティにもいろいろありますが、とりあえずまずは出てみるといいと思います。
PeatixやMeetupといった、イベントアプリで探してみてください。
「起業家交流会」とうたったものがたくさん出てくると思います。

どれに行ったらいいか悩むときは、できれば、自分が尊敬する起業家さんにまずは相談してみましょう。
私でもご相談に乗れることもあるかもしれません。

人に頼む

紹介(リファラル)はなんといっても最強です。
これはのちのちの採用にもついて回る話ですが、とにかく誰かに紹介してもらうこと。これに勝る手段はありません。

誰かに伝えておくと、ふとした瞬間にその人が自分のことを思い出してつなげてくれる…などということも当然ありえます。紹介に関しては本当に人のご縁なので、できるかぎり周りに知らせて歩くことが重要です。
その際に決して忘れてはならないのが、「恩返しをする」という概念。
自分が誰かに助けてもらったら、その人に御礼を言うのはもちろんのこと、自分が誰かに頼られたときにも助けてあげてください。
これが信用につながっていくので、ものすごく大事!起業家には必須のソフトスキルのひとつです。
こちらにも詳しく書いています。

こうやって恩送りをしていくことでエコシステムが回っていきます。自分のアイディアをできるだけたくさん話して回るようにしましょう。

仲間が見つかったらするべきこと

さて、うまいこと仲間が見つかりました。
次にあなたはどうしますか?

共同創業者になるケース
雇用するケース
業務委託するケース

いろいろあると思います。

雇用と業務委託は、なんだかんだいっても会社の経営内部に入り込むわけではないので、あとからでもやり直しがきく部分です。
ここでは、やり直しがききづらい、いちばん難しい「共同創業者」というチーム建てについて書いていきます。

創業者とは、会社を興す際に資本金を入れかつ事業の責任を取る人です。
ここから腹くくって一緒にやってくれる人が、共同創業者です。

そこで、誰がどれだけお金を入れてどれだけ株を持つのか…株式会社というのは明確に「持ち株」というのがありますので、ここは非常に重要なポイントです。

会社法によって定められており、持ち株によって「議決権」というものが変わってきます。
原則「1株1議決権」で、会社の中の重要な決議事項を左右する問題です。
まだ立ちあがったばかりの小さな会社だからといって、ここをおろそかにすることがないようにしましょう。
なぜなら、一度設定した株保有割合というのは、あとからでは変えることができないからです。
今はいいやー、で絶対に後回しにせず、創業の段階からきちんと専門家(弁護士または起業に詳しい会計士等)に相談してください!

共同創業者の持ち株比率として代表的なのは
① 代表者にシェアのほとんどを寄せ、残りを共同創業者で少しづつもつ
② 共同創業者2名できっちり半分づつ持つ
③ 共同創業者2名で49:51の割合で持つ

だいたいこのへんかと思います。
(3名以上で3等分…というのはシェアが散り過ぎるのですすめません)

どれが正しくてどれが間違い、というのはありません。
どれもいい面もあり悪い面もあります。
どうよくてどう悪いかについては、まず議決権について学ばないと話がややこしすぎるのでここでは端折りますが、
大切なのは、
創業者間でここについて「事前に徹底的に話し合っておく」ことです。

(ちなみに持ち株のシェアと誰が役員になるかというのは無関係です)

特に、今後外部からの資金調達を考えるのであれば、この「持ち株比率」というのは
ものすごー------------------く
重要な問題です。

創業者同士の持ち株比率というのは、即会社のパワーに影響します。

自分たちのチームなら、どういう持ち方をしたら一番パワーが出せるのか?

できればどこかのCFOか、会計士や弁護士などに相談しながら考えられるとよいのですが、難しい、めんどくさいとかで絶対に後回しにしないで、今調べ、今知識をつけてください。
自分で経理系の勉強をするのもよい方法だと思います。
この、数字に関する知識だけは、絶対に漏らしてはいけません。今はオンラインでたくさん受講できるものがあるので、自分に合ったものを探すとよいでしょう。

知識は力です。

がんばりましょう!

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